コンサルタントとか社長とかいうと、とてつもなく立派そうに聞こえますがどちらもなろうと思ったらすぐになれるんです。
ネットの名刺屋さんかキンコーズあたりにいって、「コンサルタント」という肩書で名刺作ったらあっというまにコンサルタントのできあがりです。
会社名が無いとなんだか個人事業みたいで格好悪いと思ったら、いまどきは資本金1円でも会社を作れるんで、登記申請しちゃえばいいんですよ。あっという間に株式会社の社長が1人できあがります。
もっとも1円は現実的じゃないんで、登記の時に必要な20~30万円ぐらいは資本金として積んだほうがいいかな。
『HOGEHOGEコンサルティング株式会社
社長・ブログコンサルタント 世無名 太郎』
ほらっ、あっというまに立派そうなコンサルタントのできあがりです!
MBA とか肩書に追加しておくと今ならかなり美味しいですね。詐称だって問いつめられたら、 Mentally Below Average の略だって言っておけばウケること間違いなしです!
簡単に始められちゃう事業のコンサルティングってどうなんだろう
世の中で一番簡単に始められる仕事ってコンサルティング業務だと思うんですよね。
なんせ初期投資が必要ないですし設備投資や在庫を抱えることも無いですから。
というわけで会社をリストラされた中高年や、嫌になって辞めちゃった若いのがコンサルタントやろうなんて思っちゃったりするわけなんです。
実際、僕も本業の一部はコンサルティング業務なので、それ自体が全般的にダメだと思っているわけではないんです。
本来コンサルティング業務というのは、今のお客さまが次の新規のお客さまを紹介してくださることで成長していくのが王道だと思っているので、お客さまを探して営業をかけてるコンサルタントについてはかなり胡散臭く感じるのです。あくまで個人的な考えです。
「ブログサロン」や「ブログのコンサルティング」に感じるかなり強い違和感
コンサルタントというものについて穿った見方をしているせいで、余計にそう感じてしまうのかもしれませんがブログのコンサルティングとやらについては、かなり強い違和感を感じます。
おそらくそれは、他者に優位性のある独自テクニックがあるのなら、できる限り長く秘匿するのが普通だからです。
しかも、ブログは誰にでも簡単に始めることのできるものですから、コンサルタント本人がそれを実践すれば良い話で、何も人様においしい話を教える必要はないと思うのですね。
読者ファンクラブが発展して自然発生的にできた「サロン」とかならいいのですが、参加者を有償で募って開催される「サロン」とかになると何なんだろうと考えてしまいます。
ワリカンでオフ会でもして情報交換したほうがまだマシなんじゃないでしょうかねぇ。
ちょっとばかり意地悪な目線で見ると、ブログを運営することによる収益の限界を感じたので、サロンやらコンサルティングやらで収入を増やそうということなのかなと思うのです。
莫大なアクセスを稼いでいる有名ブロガーさんがやるサロンやらコンサルティングなら、まだ納得感があります。でも、そういう人って忙しいから、ほとんどそういうことはしないですよね。しかも、どんなに懇切丁寧に教えたところで、お客さまが自分と同じことをできないことが良くわかっているんだと思います。
一方、何記事かバズって特定の界隈で多少名前が知れた程度の人がそういうことをやるのは、どうなんだろうなと思うのです。結局その界隈での泳ぎ方しか教えられないでしょう。なんせそれ以外の場所では成功してないわけですからね。
「ブログサロン」のエコシステムを考えてみる
こうやって考えていくと、なぜサロンとかコンサルティングをしたいんだろうと少し裏読みしてみたくなってしまいます。
察するに彼らなりのエコシステムを作ろうということなんじゃないんでしょうかね。
「はてブ互助会」とか「アメブロ互助会」みたいなことを期待してるんでしょうかね。
参加料なり指導料で小銭を稼いだあげくに一番多く被リンクを貰えそうな主催者が、かなり美味しそうですね!(笑)
そこまで裏読みしてみれば、「はてブ」とか「いいね」をもらいたい人には、有償で「サロン」に参加するなり「コンサルティング」を受ける価値は有るんじゃないでしょうか。
そうだ! 僕もやろうかな!
いやいや、そんな無駄な時間使いたくないですよ。だいたいはてなブログじゃなくWPで雑記ブログやってる時点でお察し下さい。まだ一日のPV二桁ですしね!(笑)